オフィス街に位置し、ビジネスマン・出張客やデート利用に人気のイタリアン「8dori 大門店」。
食べログオーダー導入の背景や効果について、はちどり株式会社 経営支援本部長の大澤様、ジェネラルマネージャーの松永様にお話を伺いました。
8dori 大門店はお料理、接客にこだわった“ちょっと良い非日常のレストラン”がコンセプトで、近隣にお勤めのビジネスマンの方の飲み会や、デートでのご利用などが多いです。海外のお客様もまた増えてきており、非日常な空間と美味しいお料理を楽しんでいただいています。
最初のきっかけは採用難ですね。アルバイトが集まらず、単発で派遣スタッフの方に来ていただくことが多いのですが、当日限りのスタッフなので、お料理名やテーブルを覚えてもらうのでてんやわんや。スキルの高い方に何度も来ていただきたいものの、そういう方は派遣会社内でも取り合いで…採用費にもそこまで割けないので、ここの現場の負担というのはかなり大きいなと。
実際に派遣さんに「これあそこの〇卓で、料理名〇です」と1回1回伝えないといけないのはかなりのタイムロスになっており、口コミに「提供が遅い」と書かれるなど、満足度にも影響が出ていました。
そんな中で食べログの店舗管理画面から食べログオーダーのバナーを見て「これがあれば人を採用するよりも効率が良いのかな」と思い、問い合わせて導入を決めました。“即実行”がテーマの会社なので、導入の決定自体に迷いはありませんでした。
最初のうちは試行錯誤でした。これまでやはりメニューをご注文いただく時に自然と会話が生まれて一緒に決めていくスタイルだったので、それがバッツリなくなるのってどうなのかな?と。
いざ導入してみると、メニューのご説明や注文受付をモバイルオーダーが担ってくれる分、キッチン側にはかなり余裕ができるなと気付きました。メニューのご説明や注文を受ける時間、「すみません」に突発的に対応するストレスやプレッシャーって結構大きかったんだなと。また、派遣スタッフの方に来ていただくときも、テーブル番号だけ覚えてもらえれば伝票と一緒に料理を渡して「料理名これだよ」と伝えることができます。提供のタイムロスも減り、かなりスムーズになりました。
ゆとりができた分は、お客様へ+αのお声がけをするように。オーダーが入った内容を見て「このメニューお取り分けできますがいかがでしょうか?」「先ほど〇〇がお好きって仰っていましたが、ここにトッピングすることもできますよ」など、満足度を向上させるための工夫をしていきました。
コースのお客様にも「次のメインまで少しお時間いただくので、良かったらアラカルトですぐ出るおつまみのご追加も可能です」「お飲み物ラストオーダーなのですが、もう1品ご追加いかがですか?」などとお声がけをし、客単価向上の施策をするように。結果としてフードの注文数が増えたことで売上が1.6倍に伸び、大きな効果が出ています。
これらはあくまで活用事例または期待される効果であり、実際の効果を保証するものではありません。
本格イタリアンということで、パッとメニューを見ただけだとどんなメニューなのか分からないものも多くて。メニューについてご質問いただける場合は良いのですが、聞きづらい場合だとどうしても知っているメニューに注文が偏ってしまうことが多くて。食べログオーダーに切り替えてからは写真も簡単に掲載できますし、メニューの説明も載せられるので新しいメニューやおすすめメニューの注文数も増えるようになりました。
また、これまでは冷菜→温菜→パスタ→ドルチェのように、アラカルトでもメニューの構成を考えて注文される方が多かったのですが、ドルチェまで召し上がられた後にまた冷菜や温菜が注文されるなど、“あと1品何か食べたいな”のニーズも拾えるように。口頭だと人の目を気にして少し気が引けてしまうようなご注文も、好きなものを好きなように頼めるモバイルオーダーではしやすいのかなと感じています。
メニューの更新頻度も変わりましたね。原材料の高騰もあり、旬の食材を上手く仕入れるように気を付けているのですが、以前のグランドメニューだと月替わりでしか変えられず。せいぜい、手書きの黒板を書き換えるくらいでした。食べログオーダーを導入してからは毎月5-6回以上は変えており、食材や調理法など細かい部分の見せ方をすぐに変えられるので、より良いものをお客様に提供できるようになりました。
今でも手書きの黒板は残しており、お客様に特におすすめの食材などは直接おすすめしています。以前のオペレーションと新しいものを上手く組み合わせながら、お客様の店舗体験が向上できるように意識してご案内をしていますね。
「こういうの入れたんですね」と最初は驚かれる常連さんもおられましたが、「写真と説明文があって分かりやすくて良いね!」と好評です。突発的に呼び出されることがなくなった分、カウンターのお客様との会話も弾むようになり「次これ食べたい」「こんなことできる?」といったリクエストも受けやすくなりました。
また、以前は女性や友人同士で来られている場合には、ピザなどの取り分けがしやすいメニューがおのずと注文されていたのですが、食べログオーダー上に「お料理はお取り分けして提供もできます」と書いたことで、パスタの注文も増えるように。本当に食べたいものをシェアしていただけるので、お客様側のメニューを選ぶ楽しさも増えたのかなと思います。
飲み放題でもモバイルオーダーを取り入れていますが、特に頼まれ過ぎるということはないですね。ご自身のペースで好きなタイミングで注文ができることに、皆さま納得してご利用いただいている様子です。
現在系列の「焼はまぐりる」でも既に食べログオーダーを導入しており、今後8doriも店舗を展開していく際には必ず食べログオーダーを入れたいと考えています。
最初は、不安だらけだと思います。特に飲食業のご経験が長ければ長いほど。 ただ世の中も変わりますし、私自身は携帯がない時代から飲食業でしたから、スマートフォンからオーダーするなんて…とも思ったときもあるのですが、今はデメリットよりもメリットの方がずっと大きいと思っています。こういうチャレンジをすることが、悪い方にいくことはないかなと。
発注をしながらの「これは除きたいな」「これをこういう風に調理しようかな」というアイデアも臨機応変に対応できる。最初の慣れないうちは大変だった部分もありましたが、オペレーションもメニュー設計も、選択肢が増えて臨機応変な対応というのが出来るようになります。
使ってみると便利だし、お客様も好きな時にオーダーができる。売上向上にもつながり、Win-Winですね。不安に思うよりも、ぜひまずはやってみていただけたらと思います。
東京イタリアンというテーマで、日本の食材を多く使って旨味を重視した親しみやすいメニューが多いです。毎日入荷する新鮮な生牡蠣もおすすめです。
非日常的な空間の中で、リラックスして美味しいお食事を楽しんでいただければと思います。
有料オプションの注文数増で客単価が26.4%UP
注文の97.6%がQRコード経由になり、少人数運営に成功
飲み放題での活用でスタッフの生産性が向上
歴史的建造物内の甘味処でのIT化で接客の質を向上
手厚くあたたかみあるサポートで、ITサービス初導入もスムーズ
日替わりメニューの簡単登録で注文受付を効率化
食べログオーダーありきの店舗設計でDXを実現
複数サービスとの導入・比較後、他の店舗や業態で食べログオーダーを採用
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